こんにちは 年間1000人のお客様を担当している現役美容師 あひる(@haircare_blog)です。
この記事では自宅で使用することに適した3つのノンジアミンカラーと染めた色を長持ちさせてくれる1つのオプションアイテムをご紹介いたします。このページにて紹介するアイテムは全てジアミンを使用しておりません。
すでにジアミンアレルギーを発症されている方はもちろん、今後のジアミンアレルギーの予防にも適したヘアカラー剤です。ジアミンに対しての様々なトラブルを解消することができます。
弊社で開発・販売をしている業界最濃の塩基性タイプのノンジアミンカラーはこちらよりご購入が可能です。
目次
市販で購入できるノンジアミンカラーって?
ノンジアミンカラーとは文字通り、ジアミン染料を含まないヘアカラー剤のことを指します。一般的にノンジアミンカラーは次の4つの種類に分けることができます。
- カラートリートメント
- ヘナ
- ヘアマニキュア
- 酸化染料
自宅で行う際に簡単な順番に並べました。
このうち個人で使用を推奨するのは1〜3までです。4の酸化染料は得られる効果は高いものの使用するリスクも含まれます。
安全に失敗がなく使用していくのであれば1〜3の使用がお勧めです。具体的なアイテムに関しては後ほど紹介いたします。
酸化染料を個人で使用することがお勧めできない理由は別記事にて解説しております。
自宅でもできる
これらのアイテムは自宅で手軽に取り入れることができるので人気が高くあります。特にカラートリートメントはお風呂に入る前に普段のトリートメントの延長線で使用できるので誰でも簡単に染めることができます。
忙しくて美容院に行くことができない方や通える範囲でノンジアミンカラーの取り扱いがない場合には自宅で自分で行うことも検討してみましょう。
予防にもなる
ジアミンアレルギーを発症こそしていないものの、長期的にヘアカラーを続けて行くことが心配という方にもノンジアミンカラーはお勧めです。
ヘアカラーを行う以上は誰にでも平等にジアミンアレルギーを発症するリスクはつきまといます。その予防対策としてノンジアミンカラーを取り入れることは非常に効果的です。
例えば毎月美容院でヘアカラーをしている方の場合は2回に1回をノンジアミンカラーに置き換えることで年間でジアミンに触れる回数を半分に減らすことができます。
https://ahiru-haircare.com/diamine-allergy-probability/
市販で購入することができる3つのタイプのノンジアミンカラー
市販で販売されているものもいくつか取り寄せてテストしてみました。その中で染まりや色持ちの観点で効果の高かったものをご紹介していきます。
今回はカラートリートメントとヘナ、ヘアマニキュアの3つをご紹介していきます。
カラートリートメント
カラートリートメントは自宅で行う際の操作性が非常に高く使いやすいタイプのノンジアミンカラーです。普段使用されているトリートメント感覚で使用することができます。
頭皮についたカラートリートメントも簡単に落とすことができるので大きな失敗はありません。ただし髪が濡れた状態ではバスタオルや枕、パジャマなどに色うつりする恐れがあります。
使用する際は必ず髪を乾かすか汚れても良いものを使用するようにしてください。乾いた髪からの色うつりはありません。
天然のヘナ
ヘナはもっとも安全に染めることのできるヘアカラー剤です。ジアミンはもちろん科学的なものを一切使用していないので髪にも頭皮にも優しいカラー剤と言えます。
自分で調合しなければいけない点と染まるまでの待ち時間が長い点は他のノンジアミンカラーと比較するとデメリットになります。
色がオレンジ(ヘナ)と青(インディゴ)の2色しかありませんが2つを組み合わせることでブラウン〜黒に近い色まで対応することができます。
ヘアマニキュア
ヘアマニキュアはカラートリートメントと近い染まり上がりが期待できます。ただし肌や頭皮、洗面所などに付着すると色が残りやすいというデメリットも持ち合わせています。
そのため自宅で行う際には最新の注意が必要となります。また染まり過ぎてしまうと美容院でのヘアカラーに影響が出ることもあります。
ジアミンアレルギーの方でも安心して使用ができる反面、操作性に難しさがあるのでうまく染めるには慣れと経験が必要です。専用のクシが付属されているので併用することで頭皮に付きにくく塗布することができます。
美容院でのヘアカラーに市販のノンジアミンカラーを併用することも可能
美容院でノンジアミンカラーを使用する場合や通常のカラーを使いながらも予防をする目的で市販のノンジアミンカラーを取り入れることも可能です。
天然ヘナのインディゴ単品とヘアマニキュアの一部は美容院でのヘアカラーを想定する場合は色の邪魔をしてしまうケースがあるので避けましょう。カラートリートメントやヘナとインディゴが混ざっているものに関しては弊害はありません。
自宅でも併用する場合は隠さずに美容師さんに一言伝えておくことをお勧めします。
市販のノンジアミンカラーを選ぶ際の注意点
市販のノンジアミンカラーを選ぶ際に必ず確認するべきことは本当にジアミン染料を使用していないのかということです。ノンジアミンカラーと記載があってもごく数量のジアミンが含まれておりジアミンアレルギーの症状が出てしまったという事故も過去にはありました。
表記のミスや偽装などは実はよくあることです。過去にジョンマスターオーガニックの表記偽装が話題に上がりましたが細かい観点で見ると他社でもあります。
ジアミンアレルギーの方はたった1%配合されているジアミンでも反応を起こします。そのため商品選びには細心の注意が必要です。
自己防衛のためにも使用する前にはノンジアミンカラーであってもパッチテストを行ってから使用するようにしましょう。
https://ahiru-haircare.com/diamine-allergy-test/
市販で手に入れることができるノンジアミンカラー まとめ
ジアミンアレルギーがあってもこれだけ使用できるアイテムがあります。悲観せずに自分にあったもの、長く続けられそうなものを模索してみましょう。
自分にあったノンジアミンカラーが見つかりますように。
弊社オンラインショップではジアミンアレルギーの方でも使用することができる2種類のノンジアミンカラーを取り扱っております。