こんにちは 年間1000人のお客様を担当している現役美容師 あひる(@haircare_blog)です。
1本だけ白髪が生えてきたけどどうすればいい?
抜くのはいけないって聞いたけど・・・。
頭皮に負担をかけたくない
このようなお悩みが解消できる記事をご用意いたしました。
この記事を読むことで1本だけ生えていた白髪に対する正しい対処法を知ることができます。
これまでも美容師という仕事柄このような悩み相談をいただく機会は多くあり、お客様に最適な提案をし解決をしてきました。
1本だけ生えてきた白髪への対処法はもちろん、覚えておいて欲しい注意点まで美容師目線でのアドバイスを詳しく解説していきます。
読み終えた頃にはあなたに最適な白髪への対処法方がきっと見つかるはずです。
目次
どうして1本だけ白髪が生えてきたの?
白髪が生えてくる原因は様々あります。
- 生活習慣の変化
- 栄養不足
- 老化
- ヘアカラー
- 紫外線
ここに挙げたことは白髪の発生原因のごく一部です。
半年間〜1年前を思い返して大きな変化があれば、それが原因かもしれません。
生活習慣や栄養不足などが原因の場合は改善をすることで黒髪に戻ることもありますが、多くの場合は1度白髪になると戻ることはありません。
白髪を抑制するには頭皮の機能を健康に保つことが重要
頭皮が酸化(老化)してしまうと機能が低下し白髪が増える原因となります。
白髪を抑制するためには頭皮の酸化を食い止めるアンチエイジングへの取り組みが重要です。
具体的には1週間の中で1〜2日ほどのペースで頭皮のオイルケアを行うことで次のような効果を得ることができます。
- 頭皮の抗酸化作用(アンチエイジング)
- クレンジング効果
- 頭皮が柔らかくなる
- 頭皮の保湿
白髪を増やさない取り組みとしては有効なケア方法になるので気になる方は実践をしてみてください。
正しい頭皮のオイルケアについての解説は『頭皮が硬いのはSOSサインかも?自宅でできる簡単ケアで改善しよう』の記事にまとめたのでご覧ください。
1本だけ生えてきた白髪への正しい3つの対処方法
1本だけ白髪が生えてきた場合にできる対策は次の3つの方法です。
- 染める
- 隠す
- 切る
それぞれ詳しく解説をしていきます。
普段染めている方はついでに白髪も染めてしまおう
日常的にヘアカラーを行なっている方の場合は一緒に染めてしまいましょう。
白髪染めに切り替えるとなると色の雰囲気や明るさなどの点からマイナスな印象を抱かれがちですが、1本の白髪のために全体の白髪染めは必要ありません。
全体はいつも通りのヘアカラーを、白髪が気になる部分にピンポイントで白髪染めを塗ることでその部分のみを染めることができます。
明るい髪色の方は白髪をぼかす選択もアリ!
黒髪の中に白髪がある場合と明るい髪色の中に白髪がある場合では見え方に差があります。
黒と白ではコントラストがはっきりとするため白髪の存在が目立ってしまいます。
反対に明るい髪色の中に白髪がある場合はコントラストの差が少なくなるので目立ちにくくなります。
明るい髪色の方は無理に白髪染め派せずに明るさでぼかすと言う選択もアリだと思います。
気になる白髪はササっと隠してしまう
お顔のシミをファンデーションで隠すように気になる白髪を隠すことのできるアイテムもあります。
先端がクシのようになっていて白髪をとかすだけでヘアカラーをしたような仕上がりになります。
シャンプーで簡単に落とすことができるので美容院でのヘアカラーに影響もありません。
出かける前やメイク直しの合間など気になった時にサッと取り出して使用することができるので女性に人気のあるアイテムです。
白髪は抜くよりも切ろう
白髪を抜くことは頭皮にとって大きなストレスとなります。
白髪の近くに生えている健康な髪の毛が細くなったり、生えにくくなることがあるのでおすすめすることはできません。
もし白髪を見つけた場合は根元からハサミで切るようにしましょう。
白髪を切る・抜くことによるデメリット
根元から切りたての白髪は目立つこともなく一時的にはなくなったように見えます。
ただ、デメリットもあります。
それは伸びてきた時にピンっと立ち上がることです。
長い髪の毛は白髪であっても寝てくれていますが、短い白髪は主張するかのごとく立ち上がります。
また染める際にも染まりにくくなってしまい、染まりムラの原因にもなりかねます。
これらの事から白髪は染めるか隠すことをおすすめしています。
白髪を1本だけ染める時に気をつけて欲しいこと
部分的にしても白髪を染める場合は通常のカラー剤から白髪染めへと変更する必要があります。
この時に注意してほしいことが白髪染めにはリスクがつきものだと言うことです。
白髪染めを行うことで起こるリスクは次の通りです。
- 白髪を増やす
- アレルギーになる危険性が強まる
この2点に関しては白髪染めに切り替える上で注意しなければいけません。
なぜ通常のカラーと比較してリスクが高まるのでしょうか?
白髪染めは頭皮に近いところから塗っていく
通常のカラーの場合は頭皮につけることなく塗っていてもしっかりと染まります。
対して白髪染めの場合は地肌に限りなく近い部分から塗らないと白髪は染まりません。
安全性を優先して地肌から離して塗ることもできますが、大多数の方は染まりを優先してそれを望みません。
カラー剤には酸化剤が含まれており白髪染めのように地肌近くから塗ることで頭皮を酸化(老化)させてしまいます。
それにより白髪を染めているはずが、白髪の増加の手助けをしていることになってしまいます。
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白髪染め後には酸化剤の除去をしておくと効果的です。
とても重要なことなのでお店で行なっていない場合は自宅で取り組みましょう。
【関連記事】白髪染めで白髪は増える!今すぐできる対策と改善策を美容師が解説
ヘアカラーにはアレルギーがある
ヘアカラー剤に含まれるジアミンという成分にはアレルギーを起こす危険があることをご存知でしょうか?
1度アレルギーを発症してしまうと2度と染めることができなくなるので発症しないための対策が必要となります。
通常のカラーと比較して白髪染めはこのジアミンの濃度が高く設定されています。
そのため白髪染めに切り替えたタイミングでアレルギーを発症される方が非常に多くいらっしゃいます。
中にはアレルギー物質を不使用の白髪染めもあるので併用して白髪染めの使用頻度を少なくすることでリスクを軽減することができます。
【関連記事】アレルギー物質を不使用!?安心して使用できる白髪染め
1本だけ生えてきた白髪との付き合い方
ここまで読んでいただければ1本だけ生えてきた気になる白髪に関しての対策がイメージできてきたと思います。
最後にもう一度内容を確認しましょう。
- 環境の変化で突然白髪が生えることがある
- 気になる白髪は染める・隠す・切るで解決!
- 白髪染めにはリスクがあるので注意して
突然現れた白髪に戸惑う方も少なくはありません。
たかが1本の白髪に対しても扱い方を間違えるとマイナスな方向に進むこともあります。
もし白髪に悩んだ時はこの記事で解説した適切な対応を実践することで解消することができるので頭の片隅にでも留めておきましょう。