皆さんは白髪を発見した時にどうしていますか?
少なければ毛抜きで抜いたりもしますが、あまりに多いと白髪染めを使う人も多いでしょう。
しかし、髪の毛に負担がありそうなイメージもあって躊躇してしまう人も多いかと思います。
なるべく頭皮へに負担をかけずに白髪を染めたい方におすすめなのがヘナを使用した白髪染めです。
この記事ではヘナで白髪を染める際のポイントを解説していきます。
ヘナの白髪染めとはどんなもの?
暑い地域で自生する植物であり、ヘナの葉っぱを粉末状にすりつぶしたものを白髪染めとして用いることができます。
ヘナに含まれる『ローソニア』と呼ばれるオレンジ色素が髪に浸透、たんぱく質に付着することで白髪を染めていきます。
ヘナを用いた樹脂染料の特徴として、キューティクルから流出する水分や油分を穴埋めするため、髪が健康な状態の弱酸性に戻ります。
これにより、髪に強いハリやコシが生まれ、トリートメント効果も期待できます。
また、ヘナ単体だと髪を染めた際は白髪部分がオレンジ色に染まってしまいます。
オレンジ色に染めたくない場合はヘナと同じ性質を持つインディゴを掛け合わせて使用することでを自然なブラウンに染めることができます。
ヘナを使った白髪染めのやり方と注意点
ここからは実際の白髪染めの方法をご紹介致します。
まず下記の物を用意します。
- ヘナ粉末
- ボール
- 薄手のビニール手袋
- アルミキャップ
- サランラップ
ヘナの粉末の量ですが、髪の毛の長さに合わせて調整します。
ショートなら30~50g、ミディアムなら60~80g、ロングなら100gが目安となります。
ビニール手袋は混ぜる時や髪に塗る時に必要なので、100均などの使い捨てで十分です。
サランラップは塗布した後の乾燥を防ぎます。
アルミキャップですが、頭の冷えるのを予防するためにあった方が良いとされています。
ヘナには頭皮を冷やす作用があるため、特に冬場には必要かと思います。
ヘナ染めの手順
ここからは手順をご説明します。
①混ぜる
ヘナ粉を適量ボールに入れ、お湯と混ぜ合わせる。
この時、お湯の量はヘナの4倍、温度は50~60度を目安にしてください。温度が高すぎると、ヘナの発色が悪くなってしまいます。それらを注意してペースト状になるまで混ぜます。
マヨネーズくらいの粘度が理想です。
②塗る
準備できたら、適量を手に取って根本から毛根まで塗ってください。塗る途中で乾燥してしまった場合は湯栓をして戻しながら塗ってください。
③時間をおく
塗り終えたら乾燥を防ぐために、頭にラップを巻いて放置してください。加えて、頭が冷えるようならアルミキャップも被ります。
あとはその状態で30分程度放置します。
④流す
その後、お湯でヘナを落とします。
シャンプーを使用してしっかりと洗い流していきましょう。
⑤乾かす
髪をドライヤーで乾かします。しかし、インディゴ配合時は濡れた状態の方が発色が良くなるので自然乾燥でもOKです。
ヘナで染めるメリット
ヘナ染めの利点は、ヘアカラー特有の鼻につく匂いが無いことです。
また髪の毛に栄養が行き渡るため、ハリやコシが生まれ髪が健康になることです。
さらに、脂質を取り除いてくれるため、頭皮の環境が改善されます。
ヘナで染める際に気を付けたいこと
ヘナ染めの注意点を解説します。
- 一度ヘナ染めをすると、髪の毛にヘナの成分が残るためヘアカラー染めに戻すのは難しくなります。
- 人によってはアレルギー反応が出る可能性があるため、心配な方はパッチテストをおススメします。
- 染めるのに時間がかかります。また、ヘナ特有の葉っぱの匂いがあります。
ヘアカラーでの白髪染めと違い、時間や手間がかかってしまいますが髪の健康という視点から見れば非常に魅力的な方法だと思います。
長い目で見ればおススメの白髪染め方法ですので是非お試しください。