妊婦にヘアカラーや白髪染めはしてはいけない、おススメできない、といった話を耳にしたことはないでしょうか? 確かに、妊娠中の女性は非常にデリケートであり、また、胎児への悪影響を懸念してアルコール類や喫煙など推奨されない場合があります。 では、ヘアカラーや白髪染めは何故おススメされないのでしょうか?また、本当に使用してはダメなのでしょうか? この記事では、そのあたりについて詳しく説明したいと思います。 目次 1)白髪染めが妊婦におススメできないのはなぜ? 2)妊婦でもできるおススメ白髪染め 3)まとめ 1)白髪染めが妊婦におススメできないのはなぜ? よく聞くのが、白髪染めの成分が胎児に悪影響がある、頭皮から母体に侵入するから危険、といった話です。 たしかに、薬品を使用しているのですから、母体に何かしらの影響がありそうではあるし、胎児に悪影響を及ぼしそうな気もしないでもありません。 ましてやいつも以上にデリケートな妊婦です、周囲が神経質になってしまうのも仕方がないことだと思います。 しかし、これらの話は少なくとも化学的根拠は全くありません。 ではなぜそのようなイメージを持たれてしまったのでしょうか? おそらく、白髪染めに多く含まれている『ジアミン』という成分が原因かと思います。 このジアミン、市販の多くの白髪染めに含まれる酸化染料と呼ばれるもので、人体に必ずしも悪いものではありません。 しかし、人や体調によってはアレルギー反応を引き起こしてしまうことがあります。頭皮がやまぶたが赤く腫れたり、痒みや沁みるような痛みが一般的です。 これが妊婦に使用された場合、普段は何もなかったのに上記のアレルギー反応が出てしまうことがあります。これは、妊娠によってホルモンバランスなどが変容し、以前と違うものでも反応してしまうことがあるからです。 このような事実から、妊婦=白髪染めは悪影響というイメージが持たれ、そこから胎児への悪影響など発展してしまったのでしょう。 2)妊婦でもできるおススメ白髪染め では、妊婦は白髪染めやヘアカラーは使用できないのでしょうか? 答えはノーです。 厳密には、一般の白髪染めでもアレルギー反応が無ければ問題なく使用できるのですが、ここではそれ以外の方法をいくつか紹介致します。 ①ノンジアミンカラー 一般的な白髪染めには、先ほど述べたようにジアミン剤が配合されています。 これがアレルギーの主な原因のため、ジアミンが含まれていない白髪染めを使えばよい、という方法です。 実際、ノンジアミンと呼ばれる白髪染めは市販しています。使用前にしっかり調べて活用してくださいね。 ②ヘナカラー 最近話題になっている白髪染め方法です。ヘナと呼ばれる植物を粉末状にしたものを使用しています。ノンジアミンなのは勿論、植物由来の天然成分が豊富に含まれているため、髪に栄養を与えてくれます。しかし、市販の白髪染めが10分足らずで染め終わるのに対し、ヘナカラーは染まるのに1時間かかることもある点に注意が必要です。また、ヘナにも関わらずジアミン配合の物も販売しているためこちらも注意が必要です。 ③美容院で染める 上記の方法は家で自分で出来ますが、どうしても不安な方はプロにお任せするのが一番です。 つわりがキツくて移動できなかったり、それなりに費用はかかりますが一番安全な方法と言えます。 3)まとめ いかがでしたか? 白髪染め=妊婦は使用できないという考えは誤りです。 アレルギー反応に注意すれば、市販の物でも使用できます。しかし不安になる気持ちも分かりますので、この記事の方法を是非試してみてくださいね。
妊娠中のおススメの白髪染めの方法
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