こんにちは 年間1000人のお客様を担当している現役美容師 あひる(@haircare_blog)です。
髪の量が多い原因は癖の影響や毛量の影響など様々あります。
『髪の量が多くて減らしたい!』とお悩みの方は多くいらっしゃいます。
この減らしたいという要望を叶えるために髪をたくさん梳(す)く選択をされる もしくは提案する場合が多いのですが、これはかえって逆効果の場合があります。
たくさん梳けば梳くほど髪は広がってしまい、量は少ないのに多く感じてしまうという矛盾した状態に陥ってしまいます。
こういった状態にならないためにも髪を減らす際に梳くこと以外の選択肢も考えられる様にしておきましょう。
この記事では髪を減らすことができる3つの方法を解説していきます。
髪の量が多くてお悩みの方は是非参考にしてみてください。
髪の量は梳(す)くことで減らせる
髪の量を減らしたい時に最も手軽に行えるのは梳くことです。
主にハサミや梳きハサミなどを用いて髪の量を減らすことができます。
梳くということは画像の様に長い髪の一部分を短くすることです。
重ければ梳くことで量を減らすことができますが、癖が原因で髪の重さを感じられている方の場合は逆効果になってしまうケースもあります。
梳くことで量を減らす際は髪がストレートの方に有効です。
癖が原因で量が多く感じている場合には梳いても髪の重さは解消されにくく、時間の経過とともに悪化させてしまうケースも考えられます。
髪の量はスタイリングで減らすことができる
まずは自分でできる対策から解説していきます。
癖が原因で髪が膨らむ方は2つの自分でできる解消法があります。
・重い質感のスタイリング剤で抑える
・ストレートアイロンで癖を抑える
スタイリング剤といっても現在の髪の長さや髪質によっても異なります。
まずはストレートな髪質の方の場合はオイルベースのスタイリング剤がお勧めです。
広がりを抑えてくれる効果があり、ツヤ感が出しやすくなります。
癖を生かしている方や巻くことでウェーブスタイルにされている方はバーム系のスタイリング剤がお勧めです。
一見ワックスの様な見た目ですが、手のひらで溶かすとスッとオイル状に変化します。
バーム系の特徴は抑えるというイメージよりも動かすことができます。
オイルはベースで含まれているのでツヤ感はしっかりと出すことができます。
バームベースのスタイリング剤はミルボンから出ているバターバームがお勧めダック。
甘い香りが苦手な方はサンコールから出ているスクリムダックね。
膨らむ癖やうねる癖が原因の場合、ストレートアイロンを使用することで髪の量を少なく見せることができます。
ただし、ストレートアイロンを使用する際は熱のダメージに注意も必要です。
日々、高温のストレートアイロンで癖を抑えることは髪にとっては大きなダメージとなります。
癖毛の方はもともと痛んで見えやすい性質があります。
そこに熱のダメージが加わることで髪のパサつきが悪化してしまい、より扱いにくい状態になるケースがあります。
そのため、使用するアイロンと熱の温度には気をつけましょう。
髪の量は縮毛矯正で減らせる
自分で広がりを抑えることが難しい方の場合は、縮毛矯正をかけるという選択もあります。
癖毛をストレートにするメニューのことを言います。
アイロンで癖を伸ばした状態を専用のパーマ液で固定することで1度ストレートにした部分は半永久的に維持することができます。
新しく伸びてきた部分は癖毛として伸びるので継続していくには定期的なかけ直しが必要です
髪の癖や膨らみを抑えることで量を少なくすることができます。
癖の状況にもよりますが、1度縮毛矯正をかけることで半年〜1年ほどは効果は持続してくれます。
癖が原因で髪の量が多く感じられている方はむやみに梳くよりも縮毛矯正を併用して髪の量を調節した方が効果を感じることができるので、お勧めです。
不自然なストレートになるのが嫌な方はナチュラルにかけることや髪のボリュームだけを抑える様にかけることもできます。
もともと髪質がストレートな方で縮毛矯正をかけることに抵抗のある方はこちらを選びましょう。
・髪を梳く
・スタイリングで抑える
・縮毛矯正をかける
髪の量を減らす選択にも様々な方法があります。
ここで解説をしたことを組み合わせて利用することもできます。
なぜ量が多く感じるのかの根本的な部分を把握せずにむやみに梳くことだけを考えてしまうと後々に悪化してしまうこともあります。
当たり前ですが1度梳いてしまうと短くなった部分が伸びるまで修正することができません。
そのため、髪を梳く選択をする際は慎重になる必要があります。