ヘアケア

子供の白髪との正しい向き合い方とは?原因に合わせた対策を意識して

子供に白髪が生えた時はどうすればいい?
あひる
あひる
こんにちは。年間1000人のお客様を担当している現役美容師のあひるです。

・うちの子に白髪が生えているのはなぜ?

・子供の白髪はどうすればいい?

・子供の白髪を無くす対策が知りたい

この記事は“子供の白髪とどのように付き合っていくべきか”を解説している記事になります。

正しい知識を持って子供の白髪と向き合うことはとても重要なことです。

白髪を抜くことや染めること、育毛剤などを使用するなどのケアは誤りです。続けることで白髪の増加や頭皮への悪影響を及ぼします。では、どのような対策がベストなのでしょうか?

この記事を読み終えた時には子供の白髪との正しい向き合い方とケアの方法がわかるようになります。

子供の白髪はなぜ生える?

髪の毛が生えていく過程でメラニン色素が色をつけることで髪の毛は黒くなります。

白髪になるということは何らかの原因により、メラニン色素の機能が弱まっている(機能しなくなっている)ことが考えられます。

これは大人にも子供にも白髪が生えてくるメカニズムは共通しています。

白髪を改善したい場合は“なぜメラニン色素の機能が弱くなってしまっとのか”を突き止めることが重要です。

子供の白髪を無くすことはできるのか?

白髪が生える原因はメラニン色素の機能低下によるものです。

その原因次第では改善ができるケースとできないケースがあります。

子供の白髪が発生しやすい原因は次の通りです。

・病気・ストレス

・栄養不足

・紫外線

・生まれつき

白髪の発生の原因別に解説をしていきます。

病気・ストレス

一部分に集中して白髪が生えているケース、または小さく集中しているものが点在して見られる場合は体の不調が発生原因になっている可能性が考えられます。

知識のない人の判断では誤った見解をしてしまう恐れもあるので、専門医の受診をおすすめします。

その場合は皮膚科を受診しましょう。

直近で悩みや生活の大きな変化などが起こった場合にはストレスによるものの可能性があります。

お子さんの様子を観察してあげて、心のサポートをしてあげてください。

栄養不足

栄養バランスの乱れは健康な髪の発育に悪影響を及ぼします。

人間の体は“生きるために必要な機能”に優先的に栄養を送るようにできています。

髪の毛は生きるために必要はないので、体に栄養が足りていないと髪の量の低下や白髪の増加などに繋がります。

特に子供世代は成長にたくさんの栄養が必要なために栄養は不足しがちです。

栄養バランスを考えた食事が効果的ですが、特に白髪対策には次の3つの栄養素が効果的です。

・タンパク質

・亜鉛

・銅

・ビタミン

積極的に取り入れるように心がけて見てください。

紫外線

頭皮が紫外線に晒されることで酸化(老化)していきます。

お肌の紫外線の影響を考えれば、シミやシワ、たるみなどが考えられます。

お肌のケアをすることと同じように頭皮の紫外線のケアも必須になります。

頭皮用のUVスプレーの使用や帽子・まとめ髪で頭皮に紫外線が届かないようにすることで頭皮の紫外線ケアはできます。

紫外線の強くなる4月〜10月ごろは特に意識をしてみてください。

生まれつき

生まれたばかりの子供の髪の毛は色素がかなり薄い場合があります。

もちろん黒々とした髪の毛の子もいます。

人それぞれ個人差が大きいので生まれたばかりの子供に白髪の疑惑があっても1〜2歳くらいまでは様子を見て見ましょう。

子供の白髪はどうすればいい?

子供の白髪対策で間違ったケアが次の3つです。

・抜く

・染める

・育毛剤を使用する

これらの対策を行うと白髪の発生を悪化させることやその他の症状を引き起こすことが考えられます。

あひる
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・抜かずに切る

・絶対に染めない

・外側からのケアより内側からのケアを意識する

誤ったケアを行われている方は適切なケアへと見直してみてください。

白髪は抜かずに切るべき理由

髪の毛は基本的に抜かないことをおすすめします。

理由は次の通りです。

・1つの毛穴から2〜3本の髪が生えていて1本を抜くと他の髪の毛にも悪影響になる

・自分で抜いた場合、自然に抜けた毛に比べて毛穴が緩み機能が落ちてしまう

・抜く癖がつく

1番怖いのは白髪を見つける度に抜く癖がつくことです。

正直、1本2本抜いたところで大きな変化は起こりません。

しかし白髪が10本20本と増えた際に繰り返し抜いてしまうことはいいこととは言えません。

白髪を見つけたら抜くのではなく、根元から切るという習慣を身につけておきましょう。

子供は白髪があっても絶対に染めない

白髪染めは安全なものではありません。

使用することで白髪の増加や抜け毛、アレルギー発症のリスクが伴います。

特に子供世代は大人に比べて抵抗力が弱く、バリア機能が正常に機能していません。

子供のことを考えるのであれば、絶対に使用させないことをおすすめします。

外側からのケアより内側からのケアを意識する

育毛剤は外から栄養を補うことで白髪対策にも効果があると言われていますが、刺激性の強いものがほとんどです。

まだ成長段階の子供の頭皮には適していません。

それよりも内側からのケアを意識することをおすすめします。

繰り返しになりますが、規則正しい生活習慣や栄養バランスのとれた食事を心がけることの方がよほど大切です。

髪の毛は体の撃つ側から作り出されるものなので、内側のバランスを整えるケアから初めて見てください。

子供の白髪は原因を突き止めて改善しよう!

ここで解説をした子供の白髪との向き合い方を理解すれば、改善の方向に向かっていきます。

最後に内容をもう一度確認しましょう。

要点のまとめ

・子供の白髪は原因の追求が重要

・それを改善するためのケアを行う

抜くこと・染めることは絶対にNG

この流れを実践することを忘れないようにしましょう。

子供のうちは無理をせずに体のバランスを整えてあげることが最も大切な親の役目だと思っています。