・一生懸命ケアをしているのによくならないのはなぜ?
・高級ヘアケアアイテムは効果がないの?
・正しいヘアケアの方法が知りたい
頑張ってケアを行なっているのに髪が綺麗にならないというお悩みを解決できる記事となっております。
この記事で解説をする正しいヘアケアを実践することで髪のダメージの進行を抑えられ、綺麗な髪が手に入ります。
実際にご来店いただいたお客様にアドバイスを行なったところ、以前と比較して髪の状態が良くなったというお声を多くいただいております。
この記事で紹介するヘアケアを実践することで今の髪の状態よりも確実にいい方向に向かいます。
騙されたと思って実践してみてください。
目次
多くの人が勘違いしている間違ったヘアケア
『ヘアケアをしたい』と考えた時に多くの方がイメージすることは髪に何かをつけることを考えます。
僕はこれをプラスのヘアケアと呼んでいます。
・美容院でトリートメントをする
・高級なヘアケアアイテムを使用する
・流さないトリートメントなどで艶を出す
これら実行することは間違いではありませんが、ヘアケアのはじめの一歩はダメージの原因を止めることです。
ダメージの原因を追求して改善する
ヘアケアの基本はダメージを治すことではなく、進行させないことです。
仮に進行を抑えないままダメージケアを行なっても、あっという間に元の状態に逆戻りします。
まずは何が原因でダメージが発生しているのかを見極めて、それを改善することから始めましょう。
発生しやすいヘアダメージの原因
ダメージが起こりやすい原因は次の通りです。
・ヘアカラー
・紫外線
・濡れたままの状態にする
・日々のスタイリング
これについて気をつけることでヘアダメージの進行を抑える効果が期待できます。
順番に解説していきます。
ヘアカラー
短期間で全体のカラーリングを繰り返すことは髪にとっては大きな負担となります。
カラーメーカーのデミさんの見解ではパーマと比較してカラーの方が薬剤のパワーが強いということを言っています。
パーマのpH8~10
カラーのpH10~11
(pHとはアルカリ度の強さを示すもので数値が高くなるほどに髪への負担は大きくなると考えられます。)
全体を染める頻度を減らして根元染めなど部分的に染める方向にシフトすることで髪の毛が年間でカラー剤に触れる頻度を減らせます。
また全体を染める際は負担の少ない香草カラーや弱アルカリカラーなどもダメージケアには有効です。
紫外線
髪は紫外線を受けることでダメージが進行します。
特に4月〜10月までは紫外線の量が増えるので要注意です。
髪の毛用の紫外線防止アイテムや帽子の着用、髪をまとめるなどの対策を意識しましょう。
濡れたままの状態にする
髪は濡れている状態では摩擦を受けやすくデリケートな状態です。
お風呂上がりにはできるだけ早く乾かして摩擦からのダメージを防ぎましょう。
その場で乾かせずに数時間が経過してしまっても髪の内部には水分が残っています。
時間が経過していてもドライヤーをあててあげると効果があります。
日々のスタイリング
最近では高温のストレートアイロンやコテを使用したスタイリングが主流となっています。
しかし、髪は高温の熱には非常に弱い性質を持っています。
美容師業界の中で英検のような位置付けのヘアケアマイスター協会の教科書には次のように記載されています。
髪の毛は100度前後の低い温度にはある程度の耐性があるものの、180度まで上昇するとほとんど耐性がないことがわかります。
アイロンを使用する際は120度くらいの低温で使用することで髪への負担を大きく下げられます。
誰も教えてくれない自宅で行う正しいヘアケアの基本
ダメージの進行を止めた後は、いよいよヘアケアのスタートラインです。
はじめに解説をしたプラスのヘアケアを取り入れましょう。
ヘアケアには優先順位があります。
1シャンプーを見直す
2流さないタイプのトリートメントを見直す
3トリートメントを見直す
もちろん全て行うことがベストですが、大切なことは継続することです。
たった1回の高級なヘアケアを使うくらいであれば、シャンプーだけでも長く使った方が髪の状態は確実に良くなります。
この順番に沿って長く続けられる範囲のヘアケアを取り組んでみてください。
ヘアケアの基本を見直してみよう
上記で解説してきたヘアケアの順番を意識することで確実に髪は綺麗になっていきます。
最後にもう一度おさらいをしておきましょう。
・ヘアケアのスタートはダメージの進行を抑えること
・ダメージの進行を止めた状態からプラスのヘアケアを実行
・ヘアケアアイテムは短期間ではなく長期間の継続を考えてできる範囲で取り入れる
むやみにヘアケアをしていても理想とする効果が得られないケースがあります。
ヘアケアの基本的な流れを理解して上で自分に合わせたヘアケアを確立していきましょう。