こんにちは 年間1000人のお客様を担当している現役美容師 あひる(@haircare_blog)です。
美容院で1番多い失敗がパーマに関するものです。
パーマに関する失敗で多いものは次の3つです。
- パーマがかからなかった
- 予想していたよりも髪がダメージを受けてしまった
- パーマがかかり過ぎた
この中でもパーマがかかり過ぎてしまうことで起こる失敗は『おばさん』のように見えてしまうことから深刻です。
パーマをかけておばさんっぽく見えてしまって失敗したと落ち込んでいる方はこの記事を参考に解消する方法を身につけてください。
目次
パーマで失敗しておばさんのようになってしまった原因
なぜパーマをかけたことでおばさんのような見え方をしてしまっているのでしょうか?
まずは考えられる原因から解説していきます。
原因1:パーマがこまかすぎた
パーマを強く(しっかりと)かけること こまかくかけることは近いようで大きく異なります。
強く(しっかりと)かけるということは理想のウェーブでしっかりと固定されている状態です。
対してこまかくかけるということは、ウェーブが何回転も巻き込まれている状態です。
こまかい仕上がりが理想なものであればいいですが、狙ってかけていない場合はおばさん見えをしてしまいます。
原因2:根元付近からパーマがかかっている
若い方のパーマの傾向は中間〜毛先にカールが入るスタイルです。
毛先にだけパーマが入ることを狙っていたにも関わらず、根元付近からパーマがかかってしまっていた場合はおばさん見えしてしまいます。
スタイルによっては若い方でも根元からかける場合もあります。
その場合は表面のみを根元付近からかけることが多いのですが、真ん中・下の部分の髪の毛も同様に根元から巻き込んでパーマをかけることで一昔前のヘアスタイルに近づいてしまいます。
パーマをかける際にはどこの部分から、どのくらいのカールが欲しいのかを
明確にしておかないとイメージした仕上がりからかけ離れた仕上がりになってしまいます。
パーマの失敗から脱却する3つの脱おばさん方法
現状のヘアスタイルを打開するために3つの方法をお伝えさせていただきます。
スタイリング方法を見直してみる
パーマ=ムース(泡状のスタイリング剤)というイメージが強いですが、ムースを使うとカールがきつく表現されます。
パーマは濡れた状態で強く表現され、乾いた状態では緩く表現されます。
髪をスタイリングする際に濡らしてからムースを揉みこむようなスタイリング方法ではパーマが強く表現されます。
カールを緩く表現したい場合は油分の多いスタイリング剤がお勧めです。
例えばクリームベースのものやバームと呼ばれるスタイリング剤は髪につけた時に重さも出るためにパーマを緩く見せたい時にはお勧めです。
またパサつきを抑えて髪に自然なツヤを表現することもできるので、パーマ後のパサついた髪との相性もいいです。
ケア方法を見直してみる
本来であれば、パーマと相性のいいシャンプー剤は油分の少ない軽めのシャンプー・トリートメントです。
しかしパーマが強くかかり過ぎてしまい、緩めたい場合はあえて重めのシャンプー・トリートメントを使用する選択もアリだと思います。
パーマをかけた後にすぐに改善したいという方にはシャンプー・トリートメントなどのケア剤の見直しもお勧めです。
逆にパーマを落とそうと髪を痛める様なシャンプーを使用することはお勧めできません。
パーマ後のデリケートな髪をかえって痛め過ぎてしまい、パサつきの原因にもなりかねません。
髪がパサつくことで艶がなくなり、おばさん見えする髪質になってしまいます。
ここまでは自宅ですぐに実践できる方法です。
美容院でなんとかしてもらう
自分でどうにもできない場合は美容院でなんとかしてもらうしかありません。
その場合、方法は切るか伸ばすかの2つです。
毛先がかかり過ぎてしまっている場合は切ることで収めることができますが、
根元から強くかかってしまっている場合は切るだけでは改善できません。
その場合はストレート剤などを用いて不要なパーマ部分を落とすことができます。
ただし、パーマをかけた直後の部分に縮毛矯正と同様の工程での施術となります。
そのため髪にかかる負担が大きいということは理解しておきましょう。
その後の髪のケアは怠らないことが重要です。
パーマで失敗しておばさんヘアにならない為に
パーマでの失敗は修正をすることが難しいです。
思い通りにいかないこともあります。
そのためパーマをかける際は失敗をしない準備が大切です。
パーマを失敗しないための対策1:オーダーを細かくする
1番重要といっても過言ではありません。
希望しているイメージを担当の美容師と共有しておきましょう。
初めの段階でオーダーと美容師のイメージにズレが起こっていると100%失敗します。
事前にイメージの写真などがあれば提示して、根元から・真ん中から・毛先だけとどこからカールが欲しいのかを具体的に伝えておきましょう。
またカールの強さに関しても同様です。
Jカール・Cカール・Sカールとアルファベットで例えられることがよくありますが、どのくらいのカールの強さが理想なのかも事前に明確にしておきましょう。
パーマを失敗しないための対策2:内側の根元はかけない
上の部分は根元からかける場合でも内側は根元部分はかけないほうが、失敗のリスクは低くなります。
内側の根元付近は見た目には見えません。
そこにパーマをかけると全体がボワっと膨らんで見えてしまいます。
もちろんヘアスタイルによっては内側にも強いカールがあるほうが正解な場合もあるので、そこは事前に確認をしておきましょう。
パーマを失敗しないための対策3:スタイリングとケアはマスト
パーマをかけた後は髪の水分量は落ちてしまいます。
そのままの状態ではパサっとして見えがちでおばさん見えしてしまいます。
パサっと見えない様にスタイリング剤やシャンプー・トリートメントなどのケアアイテムを活用して見た目の対策を行いましょう。
パーマと白髪染めを併用する際はケアもしっかりとして
パーマと白髪染めを併用して行う場合リスクもつきものです。
同時に行う場合はダメージにも配慮して行わないとパサつきなどダメージを引き起こしパーマの見た目が悪くなることもあります。
同時に行う場合はトリートメントの使用などケアへの意識も持つようにしましょう。
パーマでおばさんのような見た目になって失敗しないためのポイント まとめ
- パーマを細かく、根元からかけない
- スタイリング剤を見直す
- しっかりとなりたいイメージを伝える
以上がお客様にお話ししているパーマで失敗をしないための方法です。
次回以降のパーマをかける際に参考にしてみてください。