新型コロナウイルスの影響で外出自粛が余儀なくされています。
現時点では5/6までの自粛がアナウンスされていますが、状況次第ではさらに伸びる可能性も考えられます。
普段は美容院で白髪染めを行う方でも美容室関連のニュース報道から自然と足が遠のき、やむを得ずに自宅でのヘアカラーを選択される方も増えてきているようです。
実際にドラックストアから白髪染めが消えたという報道も一部より上がっていました。
しかし美容師目線でお伝えさせていただくと2剤式のアルカリカラー(一般的な白髪染め)を使用した白髪染めは非常にリスクが高くおすすめすることができません。
この記事では自宅で染める際はどのようなものを選べばいいのか?をプロ目線で解説していきます。
1つの選択肢として捉えていただきお役に立てれば嬉しいです。
目次
コロナウイルスの影響で自粛時に自宅で使用するべき白髪染め
まずは結論から申し上げます。
自粛中に自宅で使用するのであれば『ノンジアミンカラートリートメント』がおすすめです。
自宅で使用する際に選ぶべき基準は3点です。
- 肌への負担やリスクが無いこと
- 使用することで色ムラが発生しにくいこと
- 髪を痛めないこと
肌への負担やリスクが無いこと
普段何気なく使用している白髪染めはとてもリスクが高く使用を間違えるとジアミンアレルギーや薄毛・抜け毛などを発生させるリスクがあります。
特にアレルギーを発症させてしまうと今後美容院で染めることすらできなくなってしまいます。
https://ahiru-haircare.com/diamine-allergy-symptoms/
使用することで色ムラが発生しにくいこと
よくドラックストアで販売している白髪染めは1剤と2剤を混ぜて作るアルカリカラーが一般的です。
アルカリカラーの特徴はしっかりと染まり、黒髪を明るくすることができることです。
しかし、これらは使い方を間違えれば毛先部分が真っ黒になったり、根本部分だけが極端に明るくなったりと失敗が高確率で引き起こる可能性を持ち合わせています。
これらの失敗は修正することができるものの、その分余計なコストや髪のダメージが発生します。
また1度の修正では治せずに長期的な改善が必要になる可能性もあります。
髪を痛めないこと
市販のアルカリカラーはどんな髪質の方でもしっかりと染まるように1番高いパワーに設定されています。
美容院で染める際は髪質や希望する仕上がりに合わせて薬剤の設定などを行いますが、市販のものは調整ができないことから髪が傷みやすい方、すでにダメージが進行している方は髪が傷みやすいことを理解しましょう。
ノンジアミンカラートリートメントなら自宅での白髪染めリスクを最小限に抑えられる
これらの3つのリスクを抑えることができる白髪染めがマイナチュレカラートリートメントです。
- ジアミンアレルギーの発生や肌への負担がない
- 失敗のリスクが少ない
- 髪へのダメージはない
カラートリートメントといえば市販品も含めて数多くのものがありますが、染料の濃さ(白髪の染まり具合)はまちまちです。
以前10種類のカラートリートメントの染まりを比較した際にマイナチュレカラートリートメントが1番しっかりと染まったのでこの記事では推奨をしています。
デメリットはある?
1つデメリットをあげるとすればアルカリカラーと比較すると白髪を染める効果が劣ってしまうということです。
白髪染めはジアミンという染料を使うことで白髪に色をしっかりと定着させることができますが、カラートリートメントはジアミンを使用しておりません。
そのためアレルギーリスクや肌への負担がない代わりに染める効果は弱まってしまいます。
あくまでも美容院で染められない期間の応急処置として使用する上では問題のない染まり上がりですし、短期間で繰り返し使用できるので目立ってきたタイミングで自由に使用することができるのは大きなメリットだと思います。
また普段白髪染めで刺激を感じやすい方やすでにジアミンアレルギーを発症されている方でも問題なく使用することができます。
ジアミンアレルギーの方でも使用することができる2種類のノンジアミンカラーを取り扱っております。
コロナウイルスの影響で自粛時に自宅で白髪染めを行う際に役立つもの
自宅で白髪染めを行う際に最低限用意しておいた方がいいものを紹介していきます。
自宅で白髪を染める際に用意するべきものリスト
- ゴミ袋
- ゴム手袋
- ハンドクリーム
- ラップ
- 耳キャップ
- (カラー用ハケ)
ゴミ袋
ゴミ袋は洋服が汚れるのを防ぐクロスの役割として使用します。
袋の開いている部分を下にして赤く囲ってある部分をハサミで大まかに切り取ります。
上の部分が頭、左右の部分から手を出せば簡易クロスの完成です。
- ゴミ袋は大きめの75リットル以上のものを選びましょう。
- 洋服は事前に脱いでおき、前あきのパーカーやシャツなどを着用し、脱ぐ時にカラー剤がつかないように気をつけてください。
ゴム手袋
手が汚れるのを防ぎます。
ゴム製のものでビニール製のものなども使用可能です。
基本的に染めた後は色がついてしまうので処分することを前提にしましょう。
ハンドクリーム
美容院で染める前にフェイスライン(顔周りの皮膚)にクリームを塗ラれた経験がある方も少なくはないはずです。
あれは油を使用していて肌が直接染まることを防ぐ効果があります。
ハンドクリームにも同様の油分が含まれており、自宅で使用する前に顔周りに塗っておくことで肌が染まりにくくなります。
ただしたっぷりとつけすぎて髪にもついてしまうとその部分が染まりにくくなるので注意が必要です。
ラップ
髪を染めた後に乾燥しないようにラップで密閉させます。
自宅で使用しているもので代用できるので予め準備しておきましょう。
耳キャップ
全体を塗られる方は耳キャップも必須です。
着用せずに染めてしまうと耳に色がついてしまい数日は落ちなくなるので着用はおすすめします。
現在は100均で10枚入り物も販売しています。
(カラー用ハケ)
カラートリートメントは素手で塗ることができるので必要ないといえばなくてもできます。
普段染める際にハケを使っていた方は揃えておいた方がいいでしょう。
コロナウイルスの影響で自粛時に自宅で白髪染めをする際の塗り方のコツ
上手く染めることができないという方の原因の多くは塗りムラがあるか塗る量が少ないことです。
ポイントはカラー剤を地肌からしっかりと塗り込むことと細かく分け取りながら染めることです。
言葉で言うとわかりにくいと思うので、表参道の美容師さんがとてもわかりやすく解説をしているのでこちらを合わせてご覧ください。
マイナチュレの公式サイトから塗り方の動画が公開されていますが、この程度の塗布料だと染まりません。
素手で染める際のカラー剤の取り出し方などは参考になるのでその点に注目してご覧ください。
『自宅での白髪染めはこれを使え!』コロナウイルスの影響で自粛、ロックダウン中の対策まとめ
- 自宅で染める際にはまずリスクの少ない白髪染めを選ぶべき
- マイナチュレカラートリートメントはリスクなくしっかりと染めることができる
- 自宅で染める際は地肌からたっぷりと塗り村の内容に意識する
騒動がいち早く収束して、1日も早く美容院で染めることができるようになることをお祈りいたします。
それまでの繋ぎとして美奈さなの参考になれば光栄です
ジアミンアレルギーの方でも使用することができる2種類のノンジアミンカラーを取り扱っております。