白髪染めをしたのに、「1週間もしないうちに色が落ちてきた!」なんて経験、ありませんか?
せっかく時間とお金をかけたのに、すぐ落ちるとショックですよね…
実は、ホームケアでちょっと工夫をするだけで、白髪染めを長持ちさせることが可能です!
この記事では、白髪染めの色を長持ちさせるホームケアの方法について、現役美容師の私がご紹介します。
目次
白髪染めが色落ちする原因
白髪染めに限らず、カラーリング直後の髪はとても不安定でデリケートな状態です。
この状態が落ち着くまでおよそ1週間かかるとされていますが、この間に洗浄力が強いシャンプーを使用すると、色落ちしやすくなってしまいます。
また、ダメージの少ない髪であれば問題にならないようなケース(紫外線やプールの塩素など)でも、ヘアカラー後の髪にとっては大きなダメージとなり、色落ちの原因となってしまいます。
つまり、カラーを長持ちさせるためには、外部の刺激からデリケートな髪を守ることが大切です!
白髪染めを長持ちさせる方法
アミノ酸系界面活性剤のものを選ぶ
市販のシャンプーで一番多く使われている洗浄成分は、石油系の界面活性剤です。
石油系界面活性剤は洗浄力が強く、汚れだけでなく染料まで一緒に落としてしまいます。
では、無添加で優しい石鹸系のシャンプーなら大丈夫でしょうか?
…実は、石鹸系シャンプーも色落ちの原因となることがあります。
というのも、石鹸はアルカリ性であるため、シャンプーするたびにキューティクルが開き、髪に定着している染料が落ちやすくなってしまうのです。
無添加だからといって、髪にも優しいシャンプーとは限らないということですね。
白髪染めを長持ちさせたい場合には、
- 弱酸性
- 洗浄力が優しい
- ヘアカラー用
のシャンプーを選ぶのがおすすめです。
中でもおすすめなのが、ヘアカラー用シャンプーです。
アミノ酸系の界面活性剤で優しく洗えるのに加えて、ヘアカラー時の残留物質を取り除くことができます。
カラーリング後は特にシャンプーにこだわってみましょう!
紫外線ケアができるアウトバストリートメントを使う
髪の表面は紫外線にさらされる時間が多く、その結果明るくなってしまうことがあります。
特にヘアカラー直後のデリケートな髪は紫外線の影響を受けやすいので、紫外線ケアが大切です。
特に紫外線が強くなる春~夏にかけては、
- 紫外線カット効果のあるスプレーやオイルなどでケアする
- 帽子をかぶる もしくは日傘をさす
などによって、お肌だけでなく髪の紫外線ケアも徹底しましょう!
長時間濡れたままにしない
髪は濡れている状態だと物理的な刺激に弱いです。
また、キューティクルが開いているので、内部のたんぱく質やヘアカラーの染料などが流出しやすくなっています。
したがって、お風呂上がりなどで濡れている時はそのまま放置せず、なるべく早く乾かすことが大切です。
きちんとブローしてキューティクルが閉じれば、たんぱく質や染料の流出を防ぐことができます。
乾かすときに洗い流さないトリートメントを使うと、さらに良い状態を保つことができます。
紫外線ケアできるものを使うと一石二鳥ですね!
白髪染めを長持ちさせるためには一手間を惜しまない
白髪染めを長持ちさせるホームケア方法は以下の3つです。
- アミノ酸系の界面活性剤が配合されたヘアカラー用シャンプーを使う。
- 紫外線ケアができるアウトバストリートメントを使用する。
- お風呂上がりはできるだけすぐに髪を乾かす。
こういった日々のケアを意識することで、ダメージ予防にもなり、ヘアカラー後のキレイな状態を長続きさせることに繋がります。
誰でも簡単にできて効果を感じやすい方法なので、ぜひ取り入れてみてくださいね。